
あれ?ところで、ハーブティーと薬草茶って何が違うの?英語と日本語の違いだけなのかな?
健康的なイメージの野草茶と、優雅でお洒落なイメージのハーブティー。
近年、野草茶は和ハーブ、ジャパニーズハーブとも呼ばれ、海外から注目されています。
野草茶とハーブティーはどちらもお茶に変わりはありませんが、何が違うのかご存じですか?
今回は、野草茶とハーブティーの違いと、それぞれの魅力を紐解いていきたいと思います。
お茶の豆知識って覚える必要あるの?
普段何気なく飲んでいるお茶のことについて調べたり勉強をしたことってありますか?
自分が飲んでいるお茶のことを意外と知らかったって方も中にはいるとは思いますが、
ワインのソムリエのように細かいうんちくばかりを語りながらお茶を楽しむのも一つの楽しみ方かもしれませんが、
あまり考えすぎても頭が疲れてリラックスするために飲んでいるお茶で、疲れてしまうなんてことがあれば、元も子もありません。
お茶の専門家になる必要はありませんが、
いつも飲んでいるお茶のことについて少しでも知識を入れていくと
普段の買い物の中でもお茶選びから、ティータイムのなかにも新しい楽しみができますよね。
野草茶とハーブティーの違いって何?
野草とハーブは、次のように言われています。
双方とも幅広い意味を持ち明確な定義はありませんが、厳密にいえば、野草は「国内外に自生する草を日本の昔から飲まれてきたもの」で、ハーブは「ヨーロッパで伝統的に薬や料理、香辛料として用いられてきた植物」なのです。
日本と西洋、それぞれの伝統的な植物の総称ということですね。
ところで、日本の野草として広く利用されているヨモギは、ハーブとも呼ばれています。これは、人間の都合で呼び方を変えているだけなんです。
雑草・野草・ハーブ・薬草… 様々な呼び名がありますが、何が違うのでしょう?
例えば、ガーデニングが趣味の人が、自分のイメージした庭にそぐわない植物が芽を出したとしたら、雑草として抜くでしょう。しかし、野草やハーブがお茶や薬として使われることを知っている人だったとしたら、それは野草やハーブとして捉え、抜いたりはしないでしょう。
決してどちらが良い悪いとかではなく、植物に対する知識や捉え方の違いなのです。
日本の野草茶と西洋のハーブティー。明確な違いはないものの、どちらもおいしくて身体にやさしいので、自分の嗜好に合ったブレンドを見つけてみてください。
野草茶の魅力
日本の伝統的なお茶「野草茶」は、身近に生えている植物で作ることができます。
一度は聞いたことがある
ヨモギやドクダミ、春の七草粥で有名なナズナやスズシロ、
その他にも柿の葉、びわの葉、シソ、三つ葉など…。
身近に手に入る植物を、干して煎じるだけで作れるのは嬉しいですね。
また、野草に含まれるさまざまな成分が、じわじわ健康な体維持に役立ってくれます。
野草茶は、日本人が長い年月をかけて体験し伝えてきたお茶です。その日本人の知恵をうまく活用しながら、薬草茶を味わってみてください。
ハーブティーの魅力
西洋の伝統的なお茶「ハーブティー」は、いわば西洋の漢方です。それぞれのハーブがさまざまな効能を持っています。
カモミールやレモングラス、ペパーミントなどの単一ハーブティーはもちろん、複数のハーブをブレンドしたオリジナルの商品も流通しています。
ハーブは家庭でも簡単に育てられ、乾燥させなくてもフレッシュハーブティーにすることができるので、手軽に挑戦しやすいですね。
まとめ
今回は、野草茶とハーブティーの違いについて紹介しました。野草茶とハーブティーに明確な定義はありませんが、日本と西洋それぞれ伝統的な植物を使ったお茶の総称です。
野草茶は身近に生えている植物を干して煎じるだけで活用でき、ハーブティーも好きなハーブを育ててブレンドを楽しむことが出来たりと、双方ともかんたんで身体に嬉しいお茶ということに変わりはありません。
ぜひご家庭でも野草茶とハーブティーを味わってみてみださい。