
柿の葉を使って美味しく料理ができるレシピで初心者にも簡単なのって何かないかな?
柿の葉の料理と言えば、柿の葉寿司が有名ですね。
柿の葉すしは奈良や和歌山などの郷土料理です。
紀ノ川の上流を産地として江戸時代に生まれたと言われています。
柿の葉に食べ物をくるむ手法は、それ以前の昔から伝統的な保存法として伝わっていました。
柿の葉には殺菌効果があると言われています。
柿の葉にくるむことによって、食べ物の保存が効くようになると言われています。
また、柿の葉にくるむと柿の葉の香りが食べ物に移って風味も良くなります。
柿の葉すしは奈良や和歌山の名物としてJRや近鉄電車の駅弁として販売されていますが、自宅でも柿の葉寿司を作ることができます。
柿の葉寿司のレシピ
材料:
【寿司飯】
炊き立てのご飯 ・・・・・・・・1合
米酢 ・・・・・・・・・・・・・20ml
砂糖 ・・・・・・・・・・・・・10g
塩 ・・・・・・・・・・・・・・5g
【魚・柿の葉】
締めサバ ・・・・・・・・・・・1尾
柿の葉(大) ・・・・・・・・・16〜20枚
塩 ・・・・・・・・・・・・・・小さじ1杯
水 ・・・・・・・・・・・・・・500cc
作り方
① 柿の葉は掃除して綺麗に洗っておきます。水に塩を加えて塩水を作り、柿の葉を浸して2〜3時間置きます。使用するときはキッチンペーパーなどで水気をよく拭き取ります。
② 寿司酢を作ります。米酢に砂糖・塩を加えて溶かします。
③ 炊きたてのご飯に②を円を描くようにかけ、ウチワであおぎながら、切るように混ぜます。
④ 寿司飯が冷めたら、16〜20当分して軽く丸めます。
⑤ サバを薄くスライスします。
⑥ サバを寿司飯に乗せて、俵型に握ります。
⑦ 柿の葉のツルツルの面が内側になるように、柿の葉でくるみます。
⑧ 寿司型か、寿司を全部並べてきっちり入るタッパーなどに入れて、フタをして重しを乗せます。
⑨ 冷蔵庫で1〜2時間寝かせます。
柿の葉は無農薬のものを、よく掃除して綺麗に洗って使用して下さい。
柿の葉を塩水に浸すのは理由があり、葉を柔らかくして青臭さを抜く為です。また、殺菌効果を高めるとも言われています。
並べた柿の葉寿司に乗せるフタは、入れ物より小さめのものにして、重しの重みが寿司に掛かるようにします。
柿の葉が身近に無い場合、市販品で塩漬けされた柿の葉があるので、購入することができます。
また、柿の葉寿司では柿の葉は食べられませんが、柿の葉を食べることもできます。
柿の葉(若菜)の天ぷらのレシピ
柔らかい柿の若菜を食べるレシピをご紹介しておきます。
タケノコのような風味で、ほんのり甘くて少し苦味もあり、美味しい柿の葉の天ぷらです。油の処理だけ面倒ですが、お手軽に作れます。
材料:
柿の若菜(柔らかい若菜) ・・・・10枚
小麦粉(薄力粉) ・・・・・・・30g
冷水 ・・・・・・・・・・・・・50cc
揚げ油 ・・・・・・・・・・・・適量
塩 ・・・・・・・・・・・・・・大さじ1杯
作り方
① 柿の葉(若菜)は綺麗に洗い、水気をふきとっておきます。
② 小麦粉を冷水に入れよくかき混ぜて溶き、衣を作ります。
③ ①を②に満遍なくつけます。
④ 鍋に揚げ油を入れ熱して、③を投入します。170度くらいで、焦がさないよう手早くカラッと揚げます。
⑤ 食べる時は塩でいただきます。
柿の若菜は、4〜6月に取れる硬くなる前の柔らかい無農薬の若菜を使用して下さい。
柿の若菜は、濡らしたペーパータオルにくるんで保存袋に入れ密封して冷凍させると、保存することができます。
まとめ
料理初心者にも作りやすい柿の葉を使たレシピ、柿の葉寿司と、天ぷらをご紹介しました。
柿の葉寿司は奈良や和歌山の名物ですが、ご家庭で作ることもできます。
柿の葉には殺菌作用があると言われており、食べ物を保存するのに適しています。
柿の葉で食べ物をくるむと、柿の葉の香りが移って風味が良くなります。
柿の葉寿司では柿の葉は食べられませんが、柿の葉を食べる料理もあります。
柿の葉(若菜)の天ぷらはお手軽に作れます。
柿の葉の料理をする時は、無農薬の葉を使用しましょう。